第7回電子状態理論シンポジウムにおいて、当研究室の口頭発表が3件、ポスター発表が7件あります

第7回電子状態理論シンポジウムにおいて、当研究室の口頭発表が3件、ポスター発表が7件あります。

Date: 2021年11月06日(土)
Place: オンライン

発表内容

  • 高梨倫哉 (M2) ”量子コンピューターを用いた動的分極率による励起状態計算アルゴリズム”(口頭発表).
  • 小清水初花 (B4) ”COVID-19治療薬開発に向けたDC-DFTB-MDによるメインプロテアーゼの酵素反応機構の解明”(口頭発表).
  • 佐々木良輔 (B4) ”物体検出手法の実装と化学実験データに対する数値検証”(口頭発表).
  • 佐藤 稔也 (M2) ”電荷の分割に基づく酸化的付加反応における金属種および配位子依存性の理論的解釈”(ポスター発表).
  • 清水 伊織 (M2) ”色素増感太陽電池に適した新規有機色素の探索とその物性値の評価”(ポスター発表).
  • 田嶋 一輝 (M2) ”有限温度法に基づく単参照型静的相関手法の拡張”(ポスター発表).
  • 土屋 佑太 (M2) ”遷移金属置換CeO₂によるCO酸化反応の理論的解析”(ポスター発表).
  • 藤澤 遼 (M2) ”機械学習を用いた非制限MP2相関エネルギーの予測”(ポスター発表).
  • 大島 玲生 (B4) ”2電子演算子の固有関数によるRI近似の検証”(口頭発表).
  • 大野 彰太 (B4) ”TD-DFTB法に基づく系間交差ダイナミクスシミュレーションに向けたスピン軌道相互作用項の実装”(口頭発表).

日本コンピューター化学会2021年秋季年会において口頭発表(1件)、ポスター発表(1件)を行います

日本コンピューター化学会2021年秋季年会において、当研究室の口頭発表が1件、ポスター発表が1件あります。

Date: 2021年11月02日(火)~11月03日(水)
Place: オンライン

発表内容

  • ○高梨倫哉,  吉川武司, 中井浩巳,”動的分極率による励起状態計算へ向けた量子アルゴリズムqUCC-LR開発”(口頭1O13).
  • ○小清水初花, 小野純一, 福西快文, 中井浩巳,”分割統治型密度汎関数強束縛メタダイナミクスによるSARS-CoV-2メインプロテアーゼの切断反応機構の解明”(ポスター1P18).

バクテリオロドプシンのプロトン移動の論文が JPCBのカバーイメージに採用されました

バクテリオロドプシンのプロトン移動の論文が JPCBのカバーイメージに採用されました

“Quantum-Mechanical Molecular Dynamics Simulations on Secondary Proton Transfer in Bacteriorhodopsin Using Realistic Models”
Hiromi Nakai, Toshiaki Takemura, Junichi Ono, and Yoshifumi Nishimura, J. Phys. Chem. B, 125, 10947-10963 (2021).

中井教授の日本化学会学術賞(2015年)のAward AccountがBCSJに掲載されました

中井教授の日本化学会学術賞(2015年)「周期表を網羅する線形スケーリングな相対論的量子化学の構築」のAward Account(Open Access)がBCSJに掲載されました。

“Development of linear-scaling relativistic quantum chemistry covering the periodic table”
H. Nakai, Bull. Chem. Soc. Jpn., 94 (6), 1664-1681 (2021). (Award Account)

中井教授談:執筆にかなりの時間を要しましたが、学術賞に関係する内容をきちんと執筆することができました。
関連分野における位置づけも明確にするため多く文献(文献数235)を引用しました。
内容は少し専門的ですが、ご笑読いただければ幸いです。

中井教授が理論化学会第1回産学連携シンポジウムで基調講演を行います

中井教授が理論化学会第1回産学連携シンポジウムで基調講演を行います。

■ 開催要領
 テーマ: 研究開発のDXにおいて理論化学・計算化学の果たすべき役割
 日時 : 2021年8月31日(火)午後
 会場 : オンライン開催(Zoom).8/27(金)までに参加登録者にURLをお知らせします.
 懇親会: オンライン開催(SpatialChat).8/27(金)までに参加登録者にURLをお知らせします.
 主催 : 理論化学会 http://www.rkk-web.jp/

■ 参加申し込み
 以下のページの「参加登録」からお申し込みください。
 http://www.rkk-web.jp/industry2021/

■ プログラム
 13:00-13:05  開会挨拶 東レ株式会社 茂本 勇
 13:05-13:45 【基調講演1】 住友化学株式会社 木全修一
          「マテリアル革新力強化戦略から見るデータ駆動型研究開発の重要性」
 13:45-14:25 【招待講演1】 三菱ケミカル株式会社 樹神弘也
          「DX時代の計算科学を考える」
 14:25-14:35  休憩
 14:35-15:15 【招待講演2】 JSR株式会社 大西裕也
          「素材産業におけるMIと量子コンピュータに関する取組」
 15:15-15:55 【基調講演2】 早稲田大学 中井浩巳
          「DX時代の理論化学」
 15:55-16:10 【休憩】
 16:10-17:30 【パネルディスカッション
           パネラー:講演者4名、奈良先端大 藤井幹也
           司会:東レ株式会社 茂本 勇
 17:45-19:30  懇親会

■ 手続き期間
 参加登録    : 7月21日(水)~8月23日(月)
 登録費振込   : 7月21日(水)~8月23日(月)
 ※当日の参加登録は受け付けておりませんので, ご注意ください.

■ お問い合わせ
 理論化学会第1回産学連携シンポジウム実行委員会
 E-MAIL : industry2021[at]rkk-web.jp ([at]を@に変えて下さい)

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<終了報告>
☆中井教授談
非会員である企業研究者、産学連携に興味を持つ学生会員などを含む100名以上の参加者があった。
参加いただいた方々に感謝したい。
木全・樹神・大西氏の講演はいずれも非常に興味深い内容であった。
講演及びパネルディスカッションを通して、DX(デジタルトランスフォーメーション)に関する研究では産学の垣根が低く、今後ますます交流が活発化するであろうと実感した。
理論化学会の産学連携シンポジウムの第1回目としては、大成功であったと言えるであろう。
担当いただいた茂本、松崎、藤井の3氏に心より感謝したい。

福島孝典教授らとの「青色燐光ヘテロ元素化合物」の共著論文がACIE重要論文に選ばれました

庄子良晃准教授(東京工業大学)、五十幡康弘准教授(豊橋技術科学大学)、安達千波矢教授(九州大学)Henrik Ottoson教授(Uppsala University)生駒忠昭教授(新潟大学)福島孝典教授(東京工業大学)らとの「青色燐光を示すヘテロ元素置換シクロブタジエン」の共著論文がAngew. Chem. Int. Ed.のVIP(Very Important Paper)に選ばれました。

“Element-substituted cyclobutadiene exhibiting high-energy blue phosphorescence”
Y. Shoji, Y. Ikabata, I. Rhyzhii, R. Ayub, O. El Bakouri, T. Sato, Q. Wang, T. Miura, B. S. B. Karunathilaka, Y. Tsuchiya, C. Adachi, H. Ottosson, H. Nakai, T. Ikoma, T. Fukushima, Angew. Chem. Int. Ed., 60, 2-9 (2021).