Research Projects

コラーゲンおよびコラーゲン結合タンパク質のChemical Biology

当研究室ではプロジェクトに参画していただける大学院生(含社会人)/ポスドクを募集しています

 ライフサイエンスの目標は、(可能か不可能かは別として)生体を構成しているたくさんの分子の振る舞いを理解し、そしてその集合体である生命の成り立ちを理解し、(もし可能なら)それを制御することでしょう。本来、研究には、「化学」や「生物学」といった(学者が住み分けるために勝手につくった)区別はないはずです。

 私たちは、自らがデザインし、合成した新しい分子を用いて、タンパク質や細胞を騙したいと考えています。それによってターゲットの構造、性質、機能を知り、その振る舞いを制御するためのヒントを得ます。また私たちは、既存の生物学の手法のみを用いては解析が困難なターゲットに対して、化学に基づいたあたらしい方法論あるいはツールを提示することができます。あたらしい方法論やツールは、ライフサイエンスにおけるボトルネックを解消する上で、きっと役に立つはずです。

 私たちが目指している、(あえて一言で括るなら)化学的生物学-Chemical Biology-は、単に既存の有機化学と分子生物学の隙間を埋めるためのものではありません。このChemical Biologyを刀にして、ライフサイエンスに新しい「斬り口」を見せることができると思っています。そして、その「斬り口」を覗いてみれば、ひょっとしたら光り輝くかぐや姫が見つかるかも…と期待しています。

主たる研究テーマ

研究に利用するテクニック

 ペプチド合成、遺伝子組み換えタンパク質の発現、各種クロマトグラフィー、細胞培養(大腸菌・酵母・動物細胞)、ランダムぺプチドライブラリの設計・構築・スクリーニング、その他一般的なタンパク質化学、生化学、細胞生物学の技術、あと必要なら何でも貪欲に(可能な限り)

研究に関連するキーワード

・コラーゲン collagen
・ペプチド peptide
・創薬 drug development
・薬物ターゲティング drug targeting
・3重らせん triple helix
・蛋白質 protein
・ケミカルバイオロジー chemical biology
・分子適応 molecular adaptation
・再生医療 regenerative medicine
・分子デザイン molecular design
・ペプチドライブラリー peptide library
・自己組織化 self-assembly
・細胞 cell
・分子シャペロン molecular chaperone
・体内動態 pharmacokinetics/biodistribution
・バイオマテリアル biomaterials
・超分子 supramolecules
・heat-shock protein 47 (HSP47)
・von Willebrand factor (VWF)
・pigment epithelium-derived factor (PEDF)
・discoidin domain receptor (DDR)
・prolyl 4-hydroxylase (P4-H)
・collagenase

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