現代化学は原子、分子の立場から物質のもつ本質を解明しようとするものであり、自然科学の中心に位置づけられています。そのため本学科では、物質を作る最小単位である原子、分子の性質、構造等を、電子の挙動を中心としたミクロな立場から解明することを目的として教育、研究を行っています。 高校の化学は“暗記科目”の感が強いようですが、本学科では、“考え、実験する化学”を目指し、カリキュラム編成上にも理論系科目を重視して、その上に実験系科目を有機的に配当しています。このような教育、研究方針は、化学研究者、化学枝術者の養成という目的にかなうものと考えています。 本学科教員の研究分野は物理化学、有機化学、無機・分析化学、生命化学の4グループに分けられますが、少人数学科の特長を生かし、研究室間の交流も盛んであり、教員と学生また学生同士の関係も密接で、家族的雰囲気の中で勉学、研究することができます。 卒業後の進路としては、約8割が大学院に進学し、他に化学、薬品を中心とし、電機、機械関係の会社にも就職しており、公務員、教員になる学生も少なくありません。


 早稲田大学は1882年大隈重信侯によって創立され、その教旨は「学問の独立を全うし、学問の活用を効し、模範国民を造就するを以て建学の本旨と為す」 というものです。ここでは精神文明と物質文明の調和を謳った侯の思想と学の独立が掲げられています。理工学部の歴史は早稲田大学の第2次計画として1908年の発足に始まりました。 理学に基づく工学の教学は大学設立当初からの計画の根幹をなすものです。2007 年に、理工学部の再編により先進理工学部となりました。「物質」「生命」「システム」をキーワー ドとし、自然科学を基礎として先端科学技術の向上および学際的新領域の創成を目指しています。 理工学部は長い間、工学分野で教育研究に努めてきましたが、 1973年分子科学の発展を目指して化学科が設立されました。 そして、2007 年度の 理工学部の再編に合わせ「化学・生命化学科」に名称変更、拡充を行いました。 生命体を構成する成分を含め、全ての物質を原子、分子、そしてその集合体として捉え、その合成、構造、動的挙動について根本的理解を深めるための研究を、理論、実験の両面から行っています。学生は,学部4年次から研究を開始し、学士(理学)、修士(理学)、博士(理学)の学位取得にはその研究成果を発表しなければなりません。


 Waseda University was founded in 1882 by Marquis Shigenobu Ohkuma with the aim to uphold the independence of learning, to promote the practical utilization of knowledge, and to create good citizenship. Here it was proposed to foster of harmonious interaction of spiritual with material civilization.

 History of the school of science and engineering started in 1908 as the second phase plan of the university. The establishment of the division of pure and applied science is one of the major objectives of the university at the very beginning. In 2007, the school was reorganized as the school of advanced science and engineering. Since then, “Material,” “Life,” and “System” are key words of this school. The aim is the improvement of advanced science and technology, and the creation of an interdisciplinary new area, both of which are based upon natural science.

 After the major contribution in the field of engineering, the department of chemistry started in 1973 with an aim to promote molecular science. In 2007, the department was expanded into “Department of Chemistry and Biochemistry” when the school of advanced science and engineering started. The aim of research is the fundamental understanding of the syntheses, structures, and dynamics of all materials-namely, atoms, molecules, and their assemblies, which includes constituents of living organisms.Research activities of the students of the department start from the fourth grade undergraduate level, and the students must present their research results before getting BS, MS, and PhD degree.