山口研究室 Yamaguchi Laboratory
早稲田大学 先進理工学部 化学・生命化学科 山口研究室のホームページです

錯体化学について
錯体化学は中心金属イオンとして様々な金属元素を対象とし、また、種々の非金属元素を含む配位子を用いることなどから「全元素の化学」といわれています。また、有機物質と金属イオンから成る複合体が錯体であり、基礎から応用までの幅広い分野において研究されており、「化学の十字路」とも呼ばれています。
金属錯体は中心金属イオンや配位子をチューニングすることにより金属錯体自体の性質を制御することができますが、金属錯体を集積化することにより、1つのユニットでは発現できないような新たな機能を発現させることも可能となります。そのため様々な応用展開への無限の可能性を秘めていると言えます。例えば発光素子材料となりうる物質の場合、その発光のシステムを理解することで、より高い機能を得るにはどうしたら良いかがわかります。このような機能を目指すという時には、その機能の発現機構を調べるということも重要になってきます。
我々の研究室では、金属イオンを複数持つ集積型の金属錯体,特に核数が大きく分子サイズがナノメートルのオーダーとなる錯体について、新規骨格構造の形成法を含めた合成に主眼をおき、特に混合原子価状態、電子移動、発光挙動などの機能について研究を行っています。
新着情報
- 2025-09-27 3年生オリエンテーションに参加しました
- 2025-09-15 錯体化学会第75回討論会に参加しました
- 2025-04-01 新メンバーが配属されました
- 2025-03-31 ホームページを更新しました